【香港】警察官の採用、愛国心や価値観も評価対象に［社会］（2021/05/25）

香港警察の採用試験で、応募者の愛国心や価値観、香港に奉仕することへの強い意志が評価される見通しだ。サウスチャイナ・モーニングポスト（電子版）が24日伝えた。

香港警察人事部の李仲華（パトリック・リー）警視長は、応募者の政治姿勢や愛国心を確認するための特定の試験はないが、このような基本的価値観は、選考過程の筆記試験や面接、グループ討論で評価される可能性があると述べた。応募者の回答や反応により「警察と香港の公務員の基本的価値観に合っているか」や「香港に奉仕する気力と熱意があるか」が分かると説明した。

香港警察は30日に香港島南部・黄竹坑にある警察学校で採用説明会を開催する。各部門や訓練施設を紹介し、警察官のさまざまな職務や選考過程について説明する予定だ。参加者は仮想現実（ＶＲ）訓練を体験できるほか、体力テストも受けられる。ベテラン警察官や教官、訓練生などと話す機会も設けられる。