【インド】デリーとハリヤナ、封鎖を31日まで延長［社会］（2021/05/24）

インドのデリー首都圏政府（州政府に相当）は23日、24日早朝を期限としていたロックダウン（都市封鎖）と同等の外出禁止と活動制限の措置を、31日早朝まで延長すると発表した。新型コロナウイルス感染者の減少が続けば、31日から段階的に措置を解除していく方針。地元メディアによると、隣接するハリヤナ州政府も31日までの封鎖措置の延長を決めた。

デリー首都圏政府は、感染状況が依然として不安定なことから、１週間の延長が必要と判断した。デリーの１日当たりの新規感染者は、中央政府の23日発表で2,260人と、21日発表で過去最多となった２万8,395人の10分の１以下に落ち着いている。

デリーの外出禁止措置は４月19日から開始。当初の期限は同月26日だったが、政府は感染の連鎖を断ち切るべく経済への打撃覚悟で措置を延長し続けている。