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【台湾】タン氏、実聯制の新システム発表[社会](2021/05/20)

台湾行政院(内閣)の唐鳳(オードリー・タン)政務委員(IT担当相)は19日、入店時に名前や電話番号の登録などを求める「実聯制」向けの新たなシステムを発表した。QRコードのスキャンと画面のタップだけで登録が可能になり、個人情報を入力する必要がなくなる。

新システムの名称は「簡訊実聯制」。各施設のQRコードをスキャンすると自動でショートメッセージの画面に切り替わり、施設ごとに振り分けられた番号をシステム管理先に送信することができる。送信にかかる通信料金は無料で、利用者側の事前登録は不要。施設側は専用サイトでの登録を通じて専用QRコードを入手できる。

カメラ付きのスマートフォンが無くQRコードがスキャンできない場合は、施設番号と宛先を打ち込みショートメッセージで送信することも可能。

台湾では新型コロナウイルスの感染拡大を受け、飲食店や商業施設で実聯制の導入が進んでいる。これまでは入店する都度に名前や電話番号を入力する必要があったが、唐氏によると同システムでは約5秒で登録が可能という。

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