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【インドネシア】民間ワクチンの接種開始、2万社余りが登録[社会](2021/05/19)

ジョコ大統領(後方中央)らが民間ワクチンの接種会場を視察した(内閣官房提供)

ジョコ大統領(後方中央)らが民間ワクチンの接種会場を視察した(内閣官房提供)

インドネシアで18日、民間企業を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。自主接種プログラムを主導するインドネシア商工会議所(カディン)によると、2万2,736社が同プログラム参加の登録を終えた。

約18社が同日に接種を開始した。ジョコ・ウィドド大統領は食品・家庭用品大手ユニリーバの西ジャワ州ブカシ工場内に設けられた接種会場を視察。「(自主接種の開始により)特に製造業や工場の生産活動が通常の水準に戻ることを期待している」と述べた。

自主接種向けには現在、中国国営・中国医薬集団(シノファーム)製ワクチンが利用されている。ジョコ大統領によると、自主接種プログラムに割り当てられているワクチンは42万回分。1月に始まった政府主導の優先接種プログラムと並行して、8~9月までに人口の4分の1に当たる計7,000万人への接種完了を目指す。優先接種プログラムでは17日までに909万人が2回の接種が完了した。前日から約12万人増えた。

カディンのロサン会長によると、自主接種プログラムへの参加を登録した企業による接種予定人数は1,000万人以上。接種費用は企業負担で、従業員やその家族などが接種対象となる。登録を受け付けているウェブサイト<https://vaksin.kadin.id>では申請の期限を21日までとしている。

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