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【シンガポール】世界初の微細藻類ミルク、現地企業が開発[食品](2021/05/05)

シンガポールのバイオ食品技術企業ソフィーズ・バイオニュートリエンツは、微細藻類由来のミルクを開発した。同様の代替乳飲料の開発は世界でも初めて。豆乳やアーモンドミルクなどに続く、代替乳製品として期待されている。

微細藻類由来のタンパク質やアミノ酸、水を原料に製造するマイクロアルジー(微細藻類)ミルクを開発した。ナッツ類から作る代替乳飲料と似た食感だが、より牛乳に近いクリーミーさを持つ。乳糖(ラクトース)を分解できない人でも飲むことが可能で、アレルギー物質も含まれていない。

ソフィーズ・バイオニュートリエンツは、同社が特許を持つ微細藻類の品種を使い、3日で代替ミルクの原料となるタンパク質パウダーを製造する。今回は代替ミルクを開発したが、代替ひき肉などの製造も可能という。

同社のユージーン・ワン創業者兼最高経営責任者(CEO)は、2050年までに地球の人口が97億人に達するといわれる中、「微細藻類由来のミルクやタンパク質は、持続可能で環境に配慮した食料源となる可能性を秘めている」と語った。

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