【韓国】4月の企業景況感88、製造業が改善[経済](2021/05/03)
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韓国銀行(中央銀行)が発表した2021年4月の企業の景況感を示す業況判断指数(BSI)は88となり、前月比で5ポイント上昇した。製造業の上昇が全体を押し上げた。
BSIは基準値(100)を下回ると、景気が「悪化した」と感じる企業が、「良くなった」と感じる企業より多いことを示す。調査は4月14~21日に実施され、企業2,816社が回答した。
製造業(1,662社)は7ポイント上昇の96となった。化学物質・製品(121、13ポイント上昇)や一次金属(113、9ポイント上昇)などの上昇が目立った。
企業別では、大企業が107と8ポイント上昇、中小企業も5ポイント上昇の83だった。輸出企業は109と12ポイント上昇し、内需企業は3ポイント上昇にとどまった。
項目別では、売上高(113、16ポイント上昇)や生産(109、9ポイント上昇)、稼働率(107、9ポイント上昇)などが大幅に改善した。
一方、サービスなどの非製造業(1,154社)は82と、5ポイント上がった。売上高(86、6ポイント上昇)や採算性(88、2ポイント上昇)、資金繰り(86、2ポイント上昇)が上昇した。
今年5月のBSI見通しは全産業で89と、4月の見通しに比べて5ポイント上昇した。BSIと消費者心理指数(CSI)を組み合わせた4月の景況感指数(ESI)は105.3で、前月に比べて4.0ポイント上がった。