【韓国】洪副首相「米中対立は半導体飛躍の機会」[IT](2021/04/29)
韓国の洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政相は28日に開催した外信記者との懇談会で、米中対立が韓国の半導体産業に与える影響についてのNNAの質問に対し、「韓国が跳躍する新たな機会になるだろう」と答えた。
半導体需給が世界的に逼迫(ひっぱく)する中、米バイデン米政権は、半導体のサプライチェーン(調達・供給網)強化に向けて産業界との連携を深めている。サプライチェーンの問題は米中対立という地政学的なリスクと密接な関係があり、韓国の対応次第では、米国が日台重視に傾く流れもあり得る。
洪氏は「半導体のサプライチェーンの強化は欧州を含めた世界的な動向」と説明した上で、「メモリーでは他国との格差を維持しながら、非メモリーの育成に力を入れる」とし、「来月には、研究開発(R&D)に対する税制拡大や人材育成など最先端の半導体産業の発展に向けた総合的な戦略を発表できるだろう」との見方を示した。