【フィリピン】アボイティス、シンガポールにIT子会社[IT](2021/05/03)
フィリピンの財閥アボイティス・グループは4月30日、データサイエンスと人工知能(AI)の利用促進を目的にした子会社をシンガポールに設立したと発表した。資本金など詳細は明らかにしていない。
これまではグループ各社が個別にデータサイエンスとAIを活用してデータ解析し、事業に役立ててきた。今後はこれらの業務を新子会社「アボイティス・データ・イノベーション(ADI)」に一本化する。
解析結果をグループ全体に提供することで、データに基づく経営判断を迅速にする。新たなサービスや製品の開発にもつなげる。
シンガポールではデータサイエンスとAIの研究が進んでおり、人材が豊富にいるため子会社の設立を決めた。同国の同業者やシンガポール経済開発庁(EDB)と連携し、業務を展開していく。