【台湾】緯創の印工場が一時停止、現地ロックダウンで[IT](2021/05/04)

台湾EMS(電子機器の受託製造サービス)大手の緯創資訊(ウィストロン)は2日、インド南部カルナタカ州ベンガルール(バンガロール)の工場を今月5日まで操業停止にすると明らかにした。同国内で新型コロナウイルス感染症が急拡大し、ロックダウン(都市封鎖)が実施されたことを受けた措置。3日付経済日報などが伝えた。

インドでの感染拡大により台湾の主要電子企業が工場を停止するのは初めて。ベンガルール工場の台湾籍幹部はいずれも、従業員宿舎などでの在宅勤務に切り替えた。

同社のベンガルール工場は、米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」シリーズを主に手掛ける。

■鴻海は通常通り稼働

EMS世界最大手の鴻海精密工業は南部タミルナド州などに工場を置くが、現時点で同国内の工場はいずれも通常通り稼働を続けている。

ただ電源ユニット大手の台達電子工業(デルタ)は先ごろ、新型コロナ感染の再拡大でインド工場の生産が影響を受けていると明らかにしていた。

台湾経済部(経済産業省)の陳正祺・政務次長(次官)によると、2日時点でインドに拠点を置く台湾企業は113社で、駐在する台湾籍幹部は300人強。台湾企業のインド籍従業員の約2割に新型コロナ感染が確認されているという。

■外交部「退避の必要なし」

インドでの感染拡大を受け、台湾外交部(外務省)の欧江安報道官は3日、インドに滞在する台湾人について「台湾に戻る必要はない」との認識を示した。ただ要請があれば、台湾へのチャーター機の手配を検討するとしている。

インドでは1日の新規感染者数が4月28日の発表分以降、6日連続で35万人を超えている。外交部によると、インドに滞在する台湾人の感染者は現在までに約20人。このうち1人は5月1日に亡くなった。

外交部は今後も在住者に向けて航空便やワクチンなどの情報を提供する方針。4月末から5月初めにかけては、日本航空の便で計25人の台湾人が台湾に戻った。

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