【ベトナム】ハノイ鉄道2号線、ビンGへの事業委託白紙[経済](2021/04/28)
ベトナムのハノイ市人民委員会はこのほど、都市鉄道(メトロ、地下鉄)2号線の南部延伸区間に当たるホアンキエム区チャンフンダオ通り―タインスアン区トゥオンディン間の建設計画で、コングロマリット(複合企業)のベトナム投資グループ(ビングループ)への予備事業化調査(プレFS)の委託を撤回することを決めた。27日付ザンチーが報じた。
南部延伸区間は2号線の第2期に当たり、ハイバーチュン区、ドンダー区、タインスアン区の5.96キロメートルを通過し、6駅の設置を計画している。
市人民委は2018年、ビングループが建設・譲渡(BT)形式で同区間の投資準備を進めることを承認した。その後の規定で案件にはBT形式が適用されないことになり、このたび承認を撤回した。ビングループに対してこれまでの調査結果の引き渡しを求めている。
2号線は、日本が支援する第1期(タイホー区ナムタンロン―チャンフンダオ通り)のほか、南部延伸(第2期)、北部延伸(第3期、ナムタンロン―ノイバイ間)、環状延伸(トゥオンディン―環状2.5号線―ブオイ間)で構想されており、総延長は42キロに及ぶ。