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【カンボジア】韓国とのFTA、コロナ感染拡大で調印延期[経済](2021/04/28)

カンボジア商業省は、韓国との自由貿易協定(FTA)の調印時期を、予定していた6月から延期することを明らかにした。カンボジアで新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、政府が対策に追われているためという。プノンペン・ポスト(電子版)が26日伝えた。

カンボジアと韓国は、2月3日にFTA交渉を最終妥結している。両国はもともと、6月に首都プノンペンで開催予定だったアジア欧州会議(ASEM)首脳会議に合わせて調印を予定していたが、首脳会議そのものは今年10~12月まで延期することが決まっている。

カンボジア商工会議所(CCC)のリム・ヘン副会頭は、韓国とのFTAについて「カンボジアからの農産物などの輸出が拡大する」と予想。韓国からカンボジアへの投資が拡大することに期待を示した。  

同副会頭によると、カンボジアは韓国に衣料品、履物、かばん、電子機器部品、農産物などを輸出。韓国からは自動車、電子機器、家電製品、医薬品、プラスチック製品などを輸入している。

韓国貿易協会(KITA)によると、2020年の二国間貿易額は前年比17.77%減の8億8,488万米ドル(約958億円)だった。今年第1四半期(1~3月)は、カンボジアからの輸出が前年同期比5.6%増の9,907万米ドル、韓国からの輸入が0.6%減の1億4,694万米ドルだった。

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