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【ミャンマー】政変後、25万人が難民化=国連報告者[社会](2021/04/26)

ミャンマーで、2月1日に発生した軍事クーデター以降に25万人近くの国民が難民化しているもようだ。国連でミャンマーの人権状況を担当するアンドリュース特別報告者が21日、自身のツイッターで明らかにした。

アンドリュース氏は、これまでに国軍の弾圧で700人以上の死者、3,200人を超える拘束者が出ているとした上で「情報筋によると、これに加えて25万人近くが難民生活を強いられている」と指摘。「人道上の大惨事に対処するため、世界は直ちに行動を起こさなければならない」と主張した。

独立系メディアのミッジマは22日、カレン族2,000人超がタイに避難したと伝えた。東部カイン(旧カレン)州の少数民族武装勢力であるカレン民族同盟(KNU)の広報官の話として伝えたもので、数千人がジャングルなどに身を潜めているとも報じた。

キリスト教系人道支援団体「フリー・ビルマ・レンジャーズ(FBR)」によると、同州では今月初めに国軍が行った迫撃砲による地上攻撃と空爆で、少なくとも2万4,000人が避難を強いられた。

FBRの創始者デイビット・ユーバンク氏は、「空爆は止まっているが、地上攻撃が増えている」と説明。「避難民の多くは自給自足の米農家で、(避難により)水田の手入れができない状態が続けば食糧不足に陥る」と懸念を示した。

同州の国内避難民キャンプでは、食糧不足の問題が既に発生しているという。

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