【インド】クボタ、販売子会社に建設機械部門を新設［製造］（2021/04/23）

クボタがインドで販売している小型建機（同社提供）

クボタは22日、インドの販売子会社であるクボタ農業機械インドが建設機械部門を新設したと発表した。経済成長に伴うインフラ投資の増加が見込まれるインドで、小型建設機械の販売を強化する。

４月１日に建設機械部門を新設し、小型建機の販売を開始した。これまでは卸売業者を通じて販売店に卸していたが、新部門の設置により同社が直接販売店に製品を卸す販売体制となった。同地で2008年から開始した農機事業で培った国内の事業インフラを活用することで、農機・建機が一体となった事業を展開する。販売システムなどの共有は、コスト削減の面でも利点がある。

クボタはインドで、1.5トン、３トン、５トンの３機種の小型建機（ミニバックホー）を販売しており、大型建機は取り扱っていない。インドで展開する３機種はいずれも日本の枚方製造所（大阪府枚方市）で生産したものを輸入している。

新部門の設置で小型建機の販売・サービス体制を強化し、21年に前年比10％増、22年に前年比65％増の販売台数を目指す。具体的な販売台数とシェアは非開示。