【フィリピン】コンバージ、ケッペルの海底ケーブル使用へ[IT](2021/04/22)
フィリピンの通信サービス会社コンバージICTソリューションズは21日、シンガポールの通信・物流大手ケッペル・テレコミュニケーションズ&トランスポーテーション(ケッペルT&T)の子会社と、海底ケーブル「バイフロスト・ケーブル・システム」の回線使用で合意したと発表した。
バイフロストは、シンガポールと北米西海岸をインドネシア経由でつなぐ海底ケーブルで、ケッペルT&Tの完全子会社ケッペル・ミッドガード・ホールディングス(KMH)が敷設する。2024年の完成を予定している。
両社はフィリピン南部ダバオを陸揚げ拠点とするバイフロストの支線を共同で敷設し、コンバージが同支線の使用権を得ることでも合意した。コンバージはこの事業に1億米ドル(約108億円)を投じる。
コンバージは今回の合意により、最大通信速度が15テラビット毎秒(Tbps)の高速ブロードバンドサービスを展開できるようになると説明している。