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【台湾】王国材・新交通部長、台鉄改革など8目標[政治](2021/04/21)

台湾交通部(交通省)の部長(交通相)交代式典が20日開かれ、王国材・前交通部次長(次官)が新たに部長に就任した。王氏は台湾鉄路(台鉄)の改革を含む8つの目標を明らかにした。経済日報などが伝えた。

8つの目標は、◇台鉄の改革◇高速道路網の整備◇台湾桃園国際空港の改築工事の期日内の完了◇湾港の整備◇地方の交通インフラ強化◇観光業のアップグレード◇運輸のスマート化◇交通の安全強化――。

このうち台鉄の改革については、台鉄の工事現場全184カ所を今月末までに点検し、100日以内に改善を行うとしている。「会社化」に関しては、体質改善を進めた後に検討する方針。

台湾行政院(内閣)は王氏について、「台鉄の改革を加速することができる」と強調。地元メディアは王氏を「交通分野における経験と専門性を持つ政権のエリート」と評価しつつ、台鉄の改革という課題を受け「最も困難なタイミングでの就任」と紹介している。

林佳龍・前交通部長は台湾東部・花蓮県で2日発生した台鉄特急列車の脱線事故の責任を取り辞任。台鉄局を巡っては、組織や財務に関する問題が指摘されている。

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