【タイ】市中感染1765人、最多更新続く(18日)[社会](2021/04/19)
タイ政府の新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)は18日、新型コロナの感染者数が1,767人となり1日あたりで過去最多を更新したと発表した。市中感染は1,765人で、死者が2人増えた。
都県別では、首都バンコクが347人で最も多く、東部チョンブリ県が229人、北部チェンマイ県が164人、バンコク北郊ノンタブリ県が100人、南部プラチュアプキリカン県が66人、バンコク東郊サムットプラカン県が64人などとなっている。サムットプラカンでは、2人の外国人教師が4月2~4日にかけてプーケットの娯楽施設を訪問。5~8日にかけて、学校で授業や試験監督、パーティに出席するなどしていた。2人の教師は9日に検査で陽性と判定され、生徒や家族など23人の感染が報告された。新たなクラスター(感染者集団)が発生したとして、懸念が高まっている。
累計の感染者数は4万2,352人で、死者は合計で101人となった。18日には、54歳の男性と70歳の女性の死亡が確認されている。回復者数は2万8,683人。18日には2,876人が1回目のワクチンを接種し、386人が2回目の接種を終えた。累計では60万8,521人が接種している。
CCSAは、「第3波での感染は、全77都県に広がった」とコメント。特に感染者が多いバンコクやチョンブリ県、プラチュアプキリカン県、サムットプラカン県、ノンタブリ県、チェンマイ県の6都県では監視と対策を強化する方針を示している。