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【カンボジア】外食と酒類の販売を禁止、首都で24日まで[経済](2021/04/13)

カンボジアの首都プノンペン当局は11日から、飲食店での飲食とアルコール飲料の販売を禁止した。新型コロナウイルスの感染拡大を阻止する狙いで、期間は24日まで。クメール・タイムズ(電子版)が12日に伝えた。

プノンペン政府は、「新型コロナの感染を抑制するために不可欠な手段」として、全ての飲食店でテイクアウト(持ち帰り)以外の営業を認めない方針を表明。店内での飲食やアルコール飲料の販売を禁止すると決定した。関係当局は、24日までこの措置が順守されているかどうかを徹底的に監視し、違反者には法的措置を講じる考えで、事業者に対しては営業免許の取り消しも視野に入れる。

クメール正月(14~16日)を含む期間にこの措置が講じられることについて、市民の多くは支持する意向を示しているもようだ。住民の1人は、「まず新型コロナの収束を願っている。今回の正月は自宅での飲食を心掛けたい」とコメントした。

一方で世界保健機関(WHO)のリー・アイラン・カンボジア代表も、クメール正月での外出自粛を国民に呼び掛けた。同代表は、正月がカンボジアで重要な行事であるとの認識を示した上で、「新型コロナの感染抑制のためには公衆衛生対策の全面的、効果的な実施が不可欠」と強調。感染者の半分近くが無症状者であることに言及し、「他人への感染、他人からの感染を避けるため、今年の正月は『ステイホーム、ステイセーフ(家で安全に過ごそう)』を心に銘じてほしい」と訴えた。

カンボジア保健省は12日、新たに277人が新型コロナに感染したと発表。累計感染者は4,515人となった。

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