【フィリピン】シェル、5年で最大200億ペソ投資へ[資源](2021/04/08)
フィリピンの英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル系の石油元売り大手ピリピナス・シェル・ペトロリアム(PSPC)は、向こう5年間の成長戦略で150億~200億ペソ(約330億~450億円)を投資すると明らかにした。7日付マニラブレティンが伝えた。
セサル・ロメロ社長兼最高経営責任者(CEO)によると、ガソリンスタンドなどを新設し、既存店舗の改善などにも取り組む。年18億~24億ペソを投じる見込みだ。
中規模の石油輸入ターミナル2カ所も建設する。輸入基地は中部ビサヤや南部ミンダナオでの設置を検討している。
シェルは、昨年8月に閉鎖を発表したバタンガス州にあるタバンガオ製油所の輸入基地への転換も進めている。この事業には今後3年で10億~20億ペソを追加で投資する予定だ。