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【韓国】特許分析のAIシステム、LGイノが構築[IT](2021/04/08)

韓国LGグループの部品メーカー、LGイノテックは6日、人工知能(AI)を活用した特許情報システムを構築したと発表した。同システムを活用すれば業務の処理速度はヒトより900倍速くなり、5万件の特許情報を約4時間で分析できるという。

LGイノテックは、系列のLG AI研究院と開発した「AI文章認識モデル」を同システムに適用。特許文書のテキストと文脈を自動で分析するほか、AIが技術データの分類基準を学習することにより、数万件の特許情報を細部技術ごとに自動分類することも可能だ。

特許情報システムはこれまで、全世界の特許情報を分析して、企業の新製品や新技術の開発時に類似特許の有無や特許侵害を確認する用途で使用されてきた。LGイノテックの同システムは、AIによる特許分析を通じて技術動向を把握し、研究開発(R&D)戦略の立案に役立てることもできる。

LGイノテックは同システムを、製品や技術の開発のほか中長期的なR&D戦略の立案にも積極的に活用する。システムの利便性を改善して、マーケティングや商品企画などにも適用していく計画だ。

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