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【ミャンマー】民主派勢力の廃憲宣言を支持=署名10勢力[政治](2021/04/06)

ミャンマー政府との停戦協定(NCA)に署名している10の少数民族武装勢力で構成する「和平プロセス監視チーム(PPST)」は4日までに、国民民主連盟(NLD)の議員らが設立した「ミャンマー連邦議会代表委員会(CRPH)」による現行憲法の廃止宣言を支持すると明らかにした。

PPSTがオンラインで開催した会合を受け、同チームを率いるシャン州和解協議会(RCSS)議長のヤウド・セルク氏が表明した。電子メディアのイラワジなどが4日伝えた。

ヤウド・セルク氏は、「国軍による全権掌握に抵抗する人々に寄り添う」と発言。「独裁政治の消滅と現行憲法の廃止、完全な民主化や連邦制の実現、拘束された人々の即時解放を求める」と語った。また、「国軍側の指導者は500人以上の市民を殺害した責任をとらなければならない」とも述べ、事態を収束させるために「あらゆる手段を用いる」と話した。

PPSTの報道担当者のサライ・リアン・モン・サコン氏は、「PPSTはまた、非武装の市民に対する残虐行為をやめるようにとも要求した」とコメント。CRPHが現行憲法の廃止を宣言し、新たに採択した連邦民主憲章について、「少数民族勢力の長年の悲願である要求が盛り込まれている」と語った。

PPSTは2月、軍事政権との和平交渉を打ち切り、国軍への抵抗を示す市民不服従運動(CDM)や抗議デモを全面的に支持すると表明していた。

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