スタートアップの資金調達・ビジネスマッチングサイト

【中国】ワクチン生産能力、年内に50億回分=専門家[社会](2021/04/02)

中国疾病予防コントロールセンターの邵一鳴研究員は、中国の新型コロナウイルスワクチンの生産能力が2021年末までに50億回分に達するとの見通しを示した。中国国営中央テレビ(CCTV)系ニュースサイトの央視網が1日伝えた。

邵氏によると、直近1週間のワクチン接種人数は1日当たり300万~400万人で、最も多い時で1日600万人が接種したという。邵氏は「ワクチンの生産能力が拡大すれば、1日1,000万人が接種できるようになる」と話した。

中国産ワクチンは摂氏2~8度での保管が求められるが、37度の環境下でも4週間保管できるという。

■中国ワクチン「安全で有効」、WHO

新華社電によると、世界保健機関(WHO)のワクチンに関する戦略的諮問グループ(SAGE)は3月31日、中国製ワクチン2種について「有効性はWHOの要件を満たしている」と明らかにした。安全性についても「人体に害を及ぼすことはない」と説明した。

国有製薬大手の中国医薬集団(シノファーム)と製薬大手の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)は、自社製ワクチンの緊急使用承認に向けてWHOにデータを提出している。

SAGEによると、中国製ワクチン2種の有効性はWHOが求める「少なくとも70%」、「最低でも50%」の基準を満たしているという。

関連記事

公式Facebookページ

公式Xアカウント