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【マレーシア】米税関、トップグローブ製手袋の押収通達[製造](2021/03/31)

米税関・国境警備局(CBP)は29日、マレーシアのゴム手袋世界最大手トップグローブ・コーポレーションの製品を輸入時に押収するよう港湾関係者らに通達したと発表した。同社による使い捨て手袋の生産過程で強制労働が行われていることを示す十分な情報が得られたためという。

CBPは「トップグローブが強制労働によって生産した使い捨て手袋が米国に輸入されているか、これから輸入される可能性がある」と指摘。「非倫理的な手段で弱い立場の労働者を搾取し、低コストで生産した製品を米国の消費者に販売しようとする外国企業を見過ごすことはできない」と強調した。

CBPは昨年7月、強制労働を利用した製品の米国への輸入を禁止する「違反商品保留命令(WRO)」の対象企業にトップグローブを指定していた。この際は強制労働の疑いが色濃いものの、決定的な証拠はつかんでいないとしていたが、今回、1カ月に及ぶ調査の結果、強制労働の事実を認定した。

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