【フィリピン】公共交通の運行制限、外出制限厳格化で[運輸](2021/03/30)
フィリピン運輸省は29日、マニラ首都圏と近隣の4州で厳格な外出・移動制限措置が敷かれている間の公共交通機関の運行規制を発表した。定員の制限を定めたほか、外出を認められた住民のみの利用を認める。
都市鉄道の運行は定員の20~30%で許可する。船舶や公共バス、ジプニー(フィリピン式乗り合いバス)、ミニバンを利用した乗り合いタクシー「ユーティリティー・ビークル・エクスプレス(UVエクスプレス)」は定員の50%での運行を認める。自家用車やタクシーなどは最大2人までの乗車に制限する。
航空便は、国内線の搭乗は外出を認められた人に限り、国際線の入国者数は1日1,500人となる。
運輸省は、外出は必要最低限にし、外出許可がない人は自宅で待機するよう強く呼び掛けた。公共交通機関を利用する場合は、マスクとフェースシールドの着用、車内での会話・通話・食事の禁止、手指消毒の励行など感染対策を必ず順守するよう定めた。
政府は29日から4月4日まで、首都圏と近隣のブラカン州、カビテ州、ラグナ州、リサール州で外出・移動制限措置を最も厳しい措置に戻している。