【中国】蔦屋書店の中国3号店、西安に開業[商業](2021/03/31)
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蔦屋書店(東京都渋谷区)は27日、陝西省西安市に中国3号店をオープンした。蔦屋書店の担当者によると、オープン初日は多くの来店者があり、当初計画を超える売り上げがあったという。
高新区に位置する商業ビル「邁科中心(マイケセンター)」の1~2階に出店した。売り場面積は3,419平方メートルで、1階は一般書籍、2階はアートやデザインなどの関連書籍を販売する。取扱書籍は全体で約5万5,000点、うち8割が中国語書籍、2割が和書と洋書となる。雑貨も販売している。
店内にはカフェやシェアオフィスを併設しているほか、中国の蔦屋書店では初となるキッズスペースも設けた。当面は混雑を避けるため入店人数に制限を設けており、入店にはアプリで事前予約が必要となる。
中国3号店は、中国企業の西安邁騏図書文化伝播によるフランチャイズ(FC)出店となっている。
蔦屋書店は昨年10月に浙江省杭州の商業施設「天目里」に中国1号店、同年12月に上海市長寧区の文化施設「上生・新所(コロンビア・サークル)」に2号店をオープンしている。同社は中国で100店舗を出店する計画を掲げている。