【中国】ごみ分別で地方間交流、ノウハウを伝授［社会］（2021/03/26）

中国住宅都市農村建設省（住建省）はこのほど、ごみの分別に関する地方間の「１対１交流制度」を立ち上げた。住民への義務化など実践で先行する省や重点都市のノウハウを、後発の西部、東北地域へ展開していく狙いだ。

広東省、浙江省、上海市、福建省厦門（アモイ）市などごみ分別で成果を上げている19の省と重点都市を選定し、西部地域と東北地域の19省（自治区、直轄市）とペアを組ませた。各ペアは人員交流を含む指導や学習を通じてごみ分別の経験を共有し、それぞれの地域特性を踏まえた方法でごみ分別の推進を目指す。

ごみの分別は中国共産党の習近平総書記（国家主席）が力を入れる政策課題の一つで、各地が実施義務と違反者への罰則を含む条例を整備するなど取り組みを強化している。