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【韓国】双竜自に監査法人が意見不表明、上場廃止も[車両](2021/03/25)

資金難に陥る双竜自動車は23日、監査法人から「意見不表明」という判断を受けた2020年通期の監査報告書を韓国取引所に提出した。これに伴い、双竜自に対する上場廃止手続きが開始される。双竜自は、同社への出資を目指す米HAAHオートモーティブから資金調達できなければ、上場廃止となる見通しだ。

監査法人である三逸会計法人は意見不表明の根拠として、「双竜自は現在、企業再生手続き(会社更生法に相当)を申請するとともに、再建に向けて債権団や投資先と協議を進めている段階だが、財務を判定する上で合理的な証拠の確保ができない状況だ」とした。

監査法人が「意見不表明」と判断すれば、「有価証券市場上場規定第48条」に基づいて上場廃止手続きが進められる。これに対する異議申し立ての期限は4月13日となっている。

三逸会計法人によると、双竜自は20年通年の連結営業損益が4,460億ウォン(約427億円)の赤字、連結最終損益も5,032億ウォンの赤字を計上。昨年末時点では843億ウォンの債務超過に陥った状態だという。

双竜自はHAAHと再建案をまとめており、同社から資金調達できる見通しが立てば、上場廃止は避けられるもようだ。

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