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【インド】4月も活動制限を継続、祭りに規制も[社会](2021/03/25)

インド内務省は23日、新型コロナウイルス感染症の封じ込めを目的にした4月の活動制限のガイドラインを発表した。各地で新規感染者が急増していることを考慮し、検査・追跡・治療の徹底を指示した。3月下旬から開催される全国規模の祭りに対しては、地方自治体が独自に規制を設け始めた。

感染例の多い「コンテインメントゾーン(封じ込め地区)」では、地域当局、警察、自治体の責任において、保健・家族福祉省の規定に沿った感染封じ込めの措置を継続する。

封じ込め地区の域外では、旅客列車や航空便での移動、学校、ホテル、スポーツ施設、集会を含めた全ての活動を許可する。一方で、各州・連邦直轄地政府が現地の状況に基づき、特定の地区や都市で制限を課す場合があると説明した。

また各州・連邦直轄地政府は、職場や公共の場所などでのマスクの着用や社会的距離の確保といった適切な対策を徹底するため、罰金を含めた適切な措置を導入する場合がある。

新型コロナワクチンの接種に関しては、一部の州・連邦直轄地で遅れが出ているとして、投与の加速を求めた。

■ハリヤナ州、公共の場でホーリー禁止

インドでは今後数カ月、春の大祭ホーリーやイスラム教断食明け祭など大規模な祭りが続く。日系企業が集まる北部ハリヤナ州のビジ内務相は今月24日、来週29日のホーリーを公共の場で祝うことを禁止するとツイッターで明らかにした。デリー首都圏政府や西部ムンバイなどの自治体も、感染拡大防止策として同様の規制を発表している。

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