【マレーシア】短期出張者向けの専用施設、首都空港に開設[経済](2021/03/25)
マレーシア貿易産業省傘下のマレーシア投資開発庁(MIDA)は23日、クアラルンプール国際空港(KLIA)に短期出張者向けの専用施設「ビジネストラベラーセンター」を開設したと発表した。専用ポータルサイト「セーフトラベル」<https://safetravel.mida.gov.my>を通じて入国許可を得た短期出張者は、同センターで受けた新型コロナウイルス検査で結果が陰性だった場合、隔離が免除される。
ビジネストラベラーセンターは、KLIAサテライトターミナルの「C36」ゲートに位置する。到着後にPCR検査を受けると、3時間以内に結果が判明。陰性となった場合は隔離なしで入国でき、事前に提出した行動計画書に沿って会議への出席や関係先への訪問が認められる。
対象となるのは、有効な就労ビザなどを持たず、商用目的で14日以内の滞在を予定する短期出張者。MIDAは昨年10月に投資や貿易目的で入国する外国人の各種申請を一括処理するワンストップセンターを設立した。短期出張者は入国の14日前までにセーフトラベルを通じて申請すれば、同センターの承認と新型コロナ感染防止のための標準作業手順書(SOP)の順守を条件に隔離が免除される。
ワンストップセンターではこれまでに、93件の申請を承認したという。