【韓国】5分充電で100キロ走行、現代自が新充電所[車両](2021/03/24)
韓国完成車大手の現代自動車グループは23日、5分間の充電で100キロメートル走行できる超急速充電器を備えた電気自動車(EV)充電所「E―pit」を全国に設置していくと発表した。1カ所当たり6基の超急速充電器を備え、全国20カ所に段階的に設置していく計画という。
E―pitを利用できるEVは、800ボルト(V)充電システムを採用したモデルとなる。現行のモデルにはないが、1月25日に正式発表した新型EV「アイオニック5」が800V充電システムを採用しており、今後発表される「アイオニック6」や「アイオニック7」などもE―pitを利用できるようになる見通しだ。既存のEVも、新型へのモデルチェンジ時に800Vに対応する可能性がある。
約18分で80%の充電が可能で、充電時間を現在よりも最大5割短縮できるという。内燃機関車の給油時間に比べて充電時間が長い点は、EV普及における課題となっている。
現代自は「E―pitは、モータースポーツでレース途中に燃料補給やタイヤ交換を行う『ピットストップ』から着想した」と説明した。