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【台湾】中芯の生産増強、台湾は懸念の必要なし[IT](2021/03/22)

中国のファウンドリー(半導体の受託製造)大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)が生産能力の増強計画を発表したことを巡り、台湾の半導体業者では「特別懸念する必要はない」との声が出ている。計画が予想よりも小規模にとどまったことなどが要因。19日付経済日報などが伝えた。

中芯は生産能力増強に向けて広東省深セン市当局と契約を締結し、17日に投資計画を発表した。双方が計23億5,000万米ドル(約2,560億円)を投じる。中芯は28ナノメートル製造プロセスを採用した12インチウエハーの月産能力を2022年に4万枚増やす。

ただ21年に7万枚増やすとの当初観測に比べ、増加数が予想を下回ったほか、時期も1年遅い。

28ナノの世界シェアは台湾ファウンドリー大手の聯華電子(UMC、聯電)が13%でトップとされる。16ナノ以下の先端プロセスでは台湾積体電路製造(TSMC)がシェア1位で、今回の中芯の投資計画では、台湾ファウンドリー業界の地位は揺るがないとみられている。

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