【シンガポール】代替鶏肉ティンドル、飲食店で提供開始[食品](2021/03/15)
代替食品の開発を手掛けるシンガポールの新興企業ネクスト・ジェンは、18日から植物由来の代替鶏肉の提供を開始する。国内の提携飲食店11ブランドを通じ、「ティンドル(TiNDLE)」の名前を冠した代替鶏肉の料理を提供する。ティンドルの代替肉を商用化するのは世界初となる。
ティンドルの原材料は9種類で、水、大豆、ひまわり油、ココナツ油脂などから作られる。100グラム当たりのタンパク質含有量は17グラムで、コレステロールや砂糖、トランス脂肪酸は含まない。
ティンドルを使用した料理を提供するのは、スリーバンズ、アッダ、レバント、プリべ、ザ・マーケットグリル、エンプレスなどの飲食店。プリべはこれまでにも、米インポッシブル・フーズの代替牛肉など、代替肉を積極的に活用している。
ネクスト・ジェンは、2月末に政府系投資会社テマセク・ホールディングスなどから1,000万米ドル(約10億8,700万円)を調達していた。