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【シンガポール】住商、船舶向けアンモニア燃料供給で提携[運輸](2021/03/11)

住友商事は10日、デンマークのコンテナ船世界最大手APモラー・マースクやシンガポールのケッペル・オフショア・アンド・マリン(ケッペルO&M)などと、シンガポールの港湾で船舶向けグリーンアンモニア燃料供給の事業化を共同で検討する覚書を交わしたと発表した。再生可能エネルギーから製造された二酸化炭素(CO2)を排出しないグリーンアンモニアの供給網開発などを目指す。

覚書を交わしたのは、住商、APモラー、ケッペルO&M、香港の船舶管理会社フリート・マネジメント、デンマークのマースクマッキニーモラー・ゼロカーボンシッピング研究所、ノルウェーの肥料メーカーであるヤラ・インターナショナルの計6者。バンカリング船(燃料供給船)を船舶に横付けする「シップ・トゥー・シップ方式」でアンモニア燃料を供給する事業のサプライチェーン(調達・供給網)構築を検討する。

具体的には、環境に優しいグリーンアンモニアの供給網開発や、バンカリング船の設計開発、海上輸送、貯蔵といったインフラの整備を目指す。

アンモニアと物性が類似している液化石油ガス(LPG)から、ブラウンアンモニア(天然ガスを原料にして製造するアンモニア)、ブルーアンモニア(ブラウンアンモニアの製造過程で発生するCO2を回収・活用したもの)、グリーンアンモニアへと使用する船舶燃料を段階的に移行する事業も計画している。

住友商事は、グリーン、ブルー、ブラウンアンモニアやLPG燃料の供給、輸送、貯蔵、バンカリング(船舶燃料の補給)を含め、包括的なサプライチェーン構築に向けた取り組みを担当する。

シンガポールの政府当局や専門家の協力を得て、アンモニア・バンカリングの事業ガイドラインや法規制の整備にも取り組む。

アンモニアは燃焼してもCO2を排出しないため、地球温暖化対策に貢献する次世代燃料として期待されている。6者は今回の提携事業を通じて海運業界の脱炭素化に貢献したい考えだ。

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