【インド】配車オラ、電動二輪工場に総額20億米ドル［車両］（2021/03/09）

オラは８日、工場のイメージ図を公開した

インドの配車サービス大手「ＯＬＡ（オラ）」が南部タミルナド州に建設する電動二輪車工場に総額で20億米ドル（約2,170億円）を投資する予定であることがわかった。電動二輪車の生産ラインのほか、バッテリー製造設備なども併設する。バビシュ・アガルワル会長兼グループ最高経営責任者（ＣＥＯ）の話として、ビジネス・ライン（電子版）が７日に伝えた。

アガルワル氏が新工場の詳細を語った。新工場は同州クリシュナギリの500エーカー（約２平方キロ）の用地に、４期に分けて建設する。200億ルピー（約296億円）前後を投じる年産200万台の１期は、６月の完工を予定。全工期の完了後、電動スクーターの年産能力は1,000万台に達する見込みという。

工場内には電動二輪車の生産ラインを10本置く方針だ。ロボット3,000台が主要工程を担うことで、２秒に１台のスピードで電動二輪車を完成できるという。リチウムイオンバッテリーの生産設備も整備。当面はセルを韓国から輸入し組み立てる。

オラは昨年12月に、工場の設立に関してタミルナド州政府と覚書を交わしていた。