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【タイ】ヤマト、小口保冷配送でISO国際規格取得[運輸](2021/03/04)

ヤマトホールディングスは3日、タイ合弁会社のSCGヤマトエクスプレスが、小口保冷配送サービスの国際規格「ISO23412:2020」をタイで初めて取得したと発表した。今年1月に認証を取得し、2月25日に認証書の授与式が行われた。同規格を持つ唯一の事業者として、安心安全な保冷宅配サービスを提供していくと説明している。

ヤマトホールディングスによると、保冷宅配便サービスは、世界各国の経済成長や通信販売の急速な市場拡大によって需要が高まっている。タイの宅配市場は過去数年にわたって前年比135%以上の成長率を見せており、新型コロナウイルス感染症による外出制限などを背景に需要がさらに伸びているという。

SCGヤマトは、ヤマトの東南アジア諸国連合(ASEAN)統括会社であるヤマトアジア(本拠シンガポール)と素材最大手サイアム・セメント(SCG)傘下で建材事業を担うSCGセメント・ビルディング・マテリアルズの合弁会社。17年にタイで保冷宅配便サービスを開始した。18年には小口保冷配送サービスに関する英国規格協会(BSI)が発行する国際規格「PAS1018:2017」も取得している。

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