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【カンボジア】クラスター感染340人に、南部にも[医薬](2021/03/03)

カンボジアの首都プノンペンが発生源となった新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)で、2日朝に新たに24人の陽性が明らかになった。このうち7人は首都圏、17人は南部シアヌークビル州で感染が確認された。これにより、同クラスターに関連する感染者は340人に拡大した。クメール・タイムズ(電子版)が伝えた。

新たに確認された感染者の内訳は、16人が中国人、ベトナム人とカンボジア人が4人ずつ。

プノンペンのクラスターは2月20日に明らかになった。ダイヤモンドアイランドのクラブ「N8」が発生源とされ、同クラブには、新型コロナの自主隔離施設として用いられる「ソカ・ホテル」から逃走した4人が出入りしていた。

カンボジアではこの他にも、自主隔離施設の入所者が逃走する例が報告されている。このため、政府は新型コロナなど重大感染症の拡散防止策を定める法案を策定。関係者によると、法案には、隔離施設から入所者が逃走して有罪判決が下った場合、9カ月~3年の禁錮刑と500~1,250米ドル(約5万3,000~13万3,000円)の罰金刑を科すことが盛り込まれた。

また、感染者が入院中の施設から逃走した場合、最大10年の禁錮刑と2,500米ドルの罰金刑が適用される。法案は閣僚評議会(内閣に相当)が2月28日に承認。今後は、国民議会(下院)と上院での承認を経て成立する。 

カンボジアの累計感染者数は、2日朝時点で844人。国籍別の内訳は、カンボジア人が387人、中国人が299人など。

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