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【インドネシア】下半期に1日150万回ワクチン接種、保健相[医薬](2021/03/15)

インドネシアのブディ保健相は13日、下半期(7~12月)に新型コロナウイルスのワクチン接種回数を1日当たり150万回に増やす方針を明らかにした。来年3月までに人口の7割近い約1億8,150万人に2回の接種を行うため。

ブディ保健相によると、ワクチンの調達量が限られているため大規模な接種を開始できるのは7月以降になると説明した。3~4月は1日当たり30万回、5~6月は60~70万回と徐々に増やす。

保健省によると13日時点の接種状況は、1回目が399万回、2回目が145万回。3月に入ってからの1日当たりの平均接種回数は21万回だった。優先接種対象者のうち医療従事者は目標人数の96%が1回目の接種を終えた。

インドネシアでは1月中旬から中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製ワクチンの接種を行っているほか、8日には111万3,600回分の英アストラゼネカ製ワクチンが到着した。

■グラブの運転手もワクチン接種

グラブは13~14日、バンテン州でワクチンの接種を行った(同社提供)

グラブは13~14日、バンテン州でワクチンの接種を行った(同社提供)

保健省は13~14日、シンガポール系配車アプリ大手グラブなどと協力してバンテン州の国際展示場「インドネシア・コンベンション・エキシビション(ICE)」で、グラブの運転手や公共交通機関のスタッフ、高齢者を対象にワクチンの接種を実施した。4月10~11日にも実施し、4日間で計5,000人への接種を目指す。

グラブは先にバリ州でもワクチン接種を実施。6日間で計5,492人に接種した。

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