【カンボジア】クラスター拡大、感染者477人に[医薬](2021/03/08)
カンボジアの首都プノンペンが発生源となった新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)で、5日から7日までに新たに75人の陽性が明らかになった。これにより、同クラスターの感染者は477人に拡大した。クメール・タイムズ(電子版)が伝えた。
5日に23人、6日に21人、7日に31人の感染が確認された。
プノンペンのクラスターは2月20日に明らかになった。ダイヤモンドアイランドのクラブ「N8」が発生源とされ、中国人を中心に感染が拡大している。これにより、カンボジアの7日時点の累計感染者数は987人となった。
一方、カンボジア政府はこのほど、米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)とバイオ医薬ベンチャーのノババックスから新型コロナ感染症用ワクチンを調達する計画を明らかにした。
カンボジアは2月7日に中国医薬集団(シノファーム)製ワクチンを60万回分、3月2日に英アストラゼネカ製ワクチンを32万4,000回分、それぞれ受領。ロシア製の「スプートニクV」を調達する計画も進めている。