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【シンガポール】デル、米国外で初のグローバル研究施設開所[IT](2021/02/23)

米IT大手デル・テクノロジーズは22日、シンガポールに研究開発(R&D)拠点となるグローバル・イノベーション・ハブ(GIH)を正式に開所した。デジタルトランスフォーメーション(DX)に関する幅広い分野のR&Dを手掛ける。同社が米国外で同様の施設を設置するのは初となる。

デルは、シンガポールでパートナー企業と連携しながらデジタル・ソリューションの開発に力を入れている。2019年には、シンガポールでGIHの設置、活動に3年間で5,000万米ドル(約52億8,500万円)を投じると発表。今回の開所に合わせて、今年は2,300万米ドルを充てる。

シンガポールの既存のR&D施設は、デジタル製品・ソリューションの開発だけを担っていた。GIHは既存施設を統合した上で、拡張現実(AR)や複合現実(MR=仮想世界だけでなく現実の世界も見える技術)、データ分析、エッジコンピューティング(ユーザーの近くにサーバーを分散配置してデータを遅延なく処理する技術)、サイバーセキュリティーなど幅広い分野のR&Dを手掛ける。UX(ユーザー体験)の向上に向けた専門チームも発足させる。年内にはGIHで160人超の研究員や専門家を採用する予定だ。

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