【シンガポール】米モデルナ製ワクチン、チャンギ空港に到着[医薬](2021/02/18)

シンガポール政府は17日、米バイオ製薬モデルナが開発した新型コロナウイルスワクチンが、チャンギ空港に到着したと発表した。シンガポール航空(SIA)の貨物機でベルギーのブリュッセルから輸送された。到着したワクチンは空港地上業務を手掛けるSATSの低温倉庫に運ばれた。
モデルナ製ワクチンは、17日午後1時40分ごろにチャンギ空港に到着した。
シンガポール保健科学庁(HSA)は3日、モデルナが開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認したと発表していた。18歳以上の人を対象に投与する予定だ。昨年12月には米製薬大手ファイザーとドイツのビオンテックが共同開発したワクチンの緊急使用を認めている。
シンガポール政府は、全ての国民と永住権(PR)保持者、長期滞在ビザ保有者に無料でワクチンを提供する計画を進めている。まず感染リスクが高い医療従事者や高齢者などを優先する考えだ。