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【カンボジア】新型コロナのワクチン接種、10日に始動[医薬](2021/02/11)

カンボジア政府は10日、新型コロナウイルス感染症用ワクチンの接種を開始した。11日には、接種の申し込みをオンラインで受け付けるシステムを始動させる計画だ。地元各紙が伝えた。

10日には、フン・セン首相の長男らが接種を受けた。保健省の発表によると、接種の最優先対象となるのは、中央・地方政府の高官とその子女、医療従事者とジャーナリスト。

2番目の対象には、カンボジア地雷対策センター(CMAC)の専門家と地方政府関係者、国境警察を含む警察官が含まれる。

接種するワクチンは中国国営の中国医薬集団(シノファーム)製で、対象年齢は18~59歳。カンボジアは7日、同社製ワクチンを60万回分(接種は1人2回)受け取った。

一方、北西部ウドンメンチェイ州とバッタンバン州では隣国タイで働く労働者の帰国が続き、隔離施設の不足が深刻化している。

ウドンメンチェイ州は17ある隔離施設が満杯になったため、3カ所を増設。それでも満床に近付いている。同州のディー・ラド副知事は、「4月のクメール正月に向けて帰国者がさらに増えるのではないか」と懸念を示した。 

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