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【カンボジア】中国製コロナワクチン、60万回分が到着[医薬](2021/02/09)

カンボジアの首都プノンペン国際空港に7日、中国製の新型コロナウイルス感染症用ワクチン60万回分が到着した。到着したワクチンは、中国から提供を受ける100万回分のうち第1弾となる。クメール・タイムズ(電子版)が伝えた。

ワクチンは中国国営の中国医薬集団(シノファーム)製。空港ではフン・セン首相、中国の王文天駐カンボジア大使らが、ワクチンの引き渡し式典に出席した。

ワクチンはまず、保健省と国防省に提供される。フン・セン首相はかねて、国内では自身が最初にワクチン接種を受ける意向を示していた。ただ、保健省は4日、シノファーム製ワクチンを18~59歳を対象に認可。このため、68歳の首相は今回の接種対象から外れることになった。

一方で、フン・セン首相は5日、ティア・バン国防相(75)が既に新型コロナワクチンの接種を受けたことを発表しているが、同相がいつ、どのような形で接種を受けたかは明らかになっていない。また、首相の息子3人と女婿2人は、10日に接種を受けるという。 

保健省は7日朝までに、新たに新型コロナ感染症の陽性者2人が確認されたと発表した。2人はいずれも1月24日に帰国したカンボジア人女性(78、43)で、2回目の検査で陽性反応が出た。78歳女性は米国から韓国経由で、43歳女性は韓国から、別々の便で到着した。

これにより、7日時点の累計感染者は474人となった。このうち454人が回復した。

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