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【タイ】1月の消費者信頼感、2カ月連続で悪化[経済](2021/02/08)

タイ商工会議所大学(UTCC)がこのほど発表した2021年1月の消費者信頼感指数(CCI、100以上が好感)は、前月比2.3ポイント下落の47.8だった。20年12月以降、国内で新型コロナウイルス感染症が再流行したことを受けて、指数は2カ月連続で悪化し、20年5月以降で最低となった。

消費者信頼感を項目別に見ると、「経済全般」が1.9ポイント下落の41.6、「雇用」が2.4ポイント下落の45.1、「将来の収入」が2.4ポイント下落の56.8だった。いずれも2カ月連続で悪化した。

同時に行われた「今が新車の買い時か」を問う調査では、「買い時」の割合から「買い時ではない」を引いた値に100を足した「買い時指数」が前月比5.4ポイント下落の46.9。住宅など不動産の買い時指数は4.1ポイント下落の30.8だった。両指数とも2カ月連続で下落した。

UTCCは、20年12月半ばに首都バンコク西郊サムットサコン県の水産市場で新型コロナのクラスター(感染者集団)が発生したことをきっかけに市中感染が再び拡大し始めたことを受けて、国内経済の減速や雇用の見通しに対する消費者の懸念が増大し、2カ月連続で消費者心理が冷え込んだと分析している。

CCIは、経済状況の認識について「良い、良くなった」と回答した割合から「悪い、悪くなった」の割合を差し引き、100を足した値。調査は毎月下旬に全国で実施される。今回は2,243人が回答した。

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