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【マレーシア】スーパーマックス、上期の純利益34倍に[医薬](2021/02/03)

マレーシアのゴム手袋製造大手スーパーマックス・コーポレーションが発表した2019年7~12月期(上半期)連結決算は、売上高が前年同期比4.4倍の33億5,118万リンギ(約870億円)、純利益が同33.7倍の18億4,898万リンギだった。大幅な増収増益は、新型コロナウイルスの感染拡大による需要増がもたらした平均販売価格(ASP)の上昇が最大の要因。

10~12月期の売上高は前年同期比5.2倍の19億9,865万リンギ、純利益は35.1倍の10億5,946万リンギ。前四半期比でも売上高は47.7%増、純利益は34.2%増と大きく伸び、純利益は四半期ベースで過去最高を記録した。

スーパーマックスは、ゴム手袋の需要急増とともに販売価格が依然として上昇傾向にあるとした上で、新型コロナワクチンの普及が進めば需要拡大は一段落すると予想。ただ「衛生観念が根本的に変わるとは思えないので、一定の需要は見込める」とし、急激な状況の変化は想定していないとした。

スーパーマックスは今後の需要増を見据え、年産能力を現在の261億7,000万枚から484億2,000万枚に引き上げる。13億9,000万リンギを投じ、22年までにゴム手袋工場を5カ所に建設する計画だ。先月25日にはその一環として、機器の調達などに2億8,120万リンギを投資すると発表した。

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