【タイ】スズキの新型スイフト、販売目標は1.2万台[車両](2021/02/03)
スズキ・モーター・タイランドは2日、主力の小型ハッチバック「スイフト」の新型モデルの発売を発表した。
熱効率を追求して優れた燃費性能と力強い走りを高次元で両立させたデュアルジェットエンジン(排気量1200cc)や、基本性能を高める軽量高剛性のプラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」などを採用。価格は55万7,000~62万9,000バーツ(約195万~220万円)。
今年の新車販売目標3万台のうち、新型スイフトは1万2,000台以上を掲げている。金利1.99%の特別ローンや今月6日に開く各ショールームでの販促イベントなどを通じて、新型スイフトを訴求する。
■昨年の販売台数7%増
スズキ・モーター・タイランドの2020年の新車販売台数は、前年比6.8%増の2万5,528台だった。新型コロナウイルス感染症の流行による影響から、市場全体の新車販売台数が21.4%減の79万2,146台に落ち込む中、同社は計画通りの販売台数を達成できたと強調。さまざまな消費者のニーズに対応した適切なモデルの投入が奏功したと説明している。販売店のネットワークを22年3月までに全国140カ所まで拡大する方針も明らかにした。
天野実社長は、声明で「昨年末からの新型コロナの再流行により自動車産業などにも影響が出ている。われわれは状況に合わせた顧客戦略を通じて、タイ経済を刺激する存在の一つとなる」とコメントした。