【中国】春運開始３日間、鉄道利用は７割減［運輸］（2021/02/01）

中国の国鉄運営を担う中国国家鉄路集団（中国鉄路）は１月31日、春節（旧正月、今年は２月12日）に伴う交通機関の特別体制「春運」（１月28日～３月８日）が始まってから３日間の鉄道利用者は前年同期に比べ７割以上減少したと発表した。

鉄道利用者数は、春運初日の28日が308万人（延べ人数、以下同）、29日が283万人、30日が296万人で、前年同期の４分の１の水準にとどまった。31日の利用者数は290万人で、前年同期から75％減となる見通し。

政府は出稼ぎ労働者などの帰省で新型コロナウイルスの感染が再拡大することを警戒し、帰省自粛を呼び掛けている。交通運輸省は28日、春運期間中の旅客数の予測を11億5,200万人に下方修正した。帰省自粛の呼び掛けを受けて、例年に比べ人の移動が大幅に減ることになりそうだ。