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【インド】長安汽車の現地事務所閉鎖、進出計画保留へ[車両](2021/02/01)

中国の自動車大手、重慶長安汽車がインドの連絡事務所を閉鎖していたことが分かった。当初予定していたインド参入計画は保留となった格好だ。情報筋の話として、エコノミック・タイムズ(電子版)が1月29日に伝えた。

長安汽車は2019年にインド進出に向けた準備を本格化した。大手会計事務所のアーンスト&ヤング(E&Y)にコンサルタント業務を委託し、北部ハリヤナ州グルガオンに事務所を設立していたとされる。工場の建設先として南部タミルナド州、同テランガナ州、西部グジャラート州を視察。地場企業と販売に関する提携も模索していた。インドに約5億米ドル(約524億円)以上を投資する計画だったという。

長安汽車は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨年6月の時点でインド市場への参入を少なくとも1年間先送りする方針を示していた。ここにきて現地事務所の閉鎖のほか、コンサルタントとの契約も打ち切ったとされ、インド参入計画は無期限の保留になったとの見方が強まっている。

長安汽車は、事実関係についてコメントしていない。

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