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【インドネシア】保健省、全病院に新型コロナ診療を許可[医薬](2021/01/29)

インドネシア保健省は28日、民間を含めた全ての病院に対して、新型コロナウイルス感染者の診療を許可すると発表した。必要な設備など保健省の定める基準を満たしている病院が対象となる。

現在までに国内で1,600カ所の病院が新型コロナ感染者の治療を行っている。保健省は、感染者数の増加に対応するため新型コロナ感染者用の病床を現状から30~40%追加するよう要請している。

保健省によれば、ジャカルタ特別州、ジョクジャカルタ特別州、西ジャワ州の一部の県・市では、病床の使用率が80%を超えている。

25日付コンパスなどによれば、インドネシア私立病院協会(ARSSI)は、新型コロナ感染者を受け入れている民間病院で、政府による新型コロナの治療費支払いが滞っているとの現状を訴えている。ARSSIは、新型コロナ用の病床を増やすには、既存の病床の設備を整えるほか、医療関係者の追加も必要になるとして、政府に対して速やかな支払いを求めている。

インドネシア政府は、新型コロナに関する治療費は社会保障機関(BPJS)の健康保険部門(BPJS健保)を通じて公費で病院に支払うとしている。

インドネシアでは26日に新型コロナウイルスの累計感染者数が100万人を超えるなど、医療体制の逼迫(ひっぱく)が続いている。

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