【香港】九州・山口の農産物フェア、九龍の無印で［農水］（2021/01/29）

九州各県と山口県産農産物をＰＲするフェアが、香港・九龍湾にある無印良品の店舗で開かれている。各県特産の果物や野菜が店頭に並び、地元の消費者が次々と買い求めている。２月７日まで。

特設会場では、福岡県産「あまおう」や長崎県産「ゆめのか」といった旬を迎えたイチゴのほか、熊本県産の晩白柚（ばんぺいゆ）や宮崎県産の日向夏などのかんきつ類を販売。大分県産のかんしょ、鹿児島県産のキャベツ、沖縄県産のゴーヤ、山口県産の青ネギといった野菜も並び、来店客が販売スタッフの説明を聞きながら熱心に品定めしていた。

ゆめのかを購入した現地在住の日本人女性は「コロナの影響で一時帰国が困難になる中、日本の果物や野菜を購入できるのはありがたい」と話した。

同フェアは九州各県と山口県、九州経済連合会で組織する九州地域戦略会議輸出分科会が今月11日から開催。香港ではこれまで同様のフェアを８回行っており、９回目となる今回は初めて無印良品と連携した。通関の利便性が高い香港は他国・地域産との競争が激しくなっているが、同会議は香港を重要市場と位置付け、一層の輸出拡大を目指すとしている。