【インド】銀行業界、ワッツアップとの連携見直しか[金融](2021/01/28)
インドの銀行各行は、米交流サイト大手フェイスブック傘下の通信アプリ「ワッツアップ」との連携の在り方を見直しているもようだ。背景には、利用者の情報がフェイスブックのグループ全体で共有されることへの警戒感があるようだ。タイムズ・オブ・インディア(電子版)が27日に伝えた。
きっかけは、先に発表されたワッツアップの利用規定と個人情報保護方針の改定のもよう。各行は特に、利用者の情報が第三者に売却される事態を懸念しているようだ。
具体的な動きとしては、HDFC銀行によるワッツアップを介した預金残高の確認サービスの打ち切りが挙げられる。ただ、サービスの打ち切りが同行独自の業務再編の一環なのか、ワッツアップとの連携の見直しの一環なのかははっきりしない。