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【台湾】20年の訪台旅行者137万人、40年前の水準[観光](2021/01/28)

台湾交通部(交通省)観光局によると、2020年に台湾を訪れた旅行者数は前年比88.4%減の137万7,861人だった。単年としては、1980年以降の最少を記録した。新型コロナウイルス感染症の影響が色濃く表れた。

観光局が20年12月に示した予測(135万~140万人)通りとなった。

訪台旅行者を国・地域別に見ると、各地とも7割以上の減少幅を記録。最多は日本からの旅行者で、87.6%減の26万9,659人だった。日本からの旅行者が国・地域別の首位になるのは09年以来。

2位は韓国(85.6%減の17万8,911人)、3位は香港・マカオ(89.9%減の17万7,654人)だった。

10年以降首位を維持していた中国は、95.9%減の11万1,050人となり、4位に転落した。新型コロナウイルスの発生源として、早期に訪台規制を受けたことなどが影響した。

5位はベトナムで、72.7%減の11万882人。減少幅は国・地域別で最小だった。

アジアからの訪台旅行者は88.8%減の118万3,987人。このうち東南アジアからは83.2%減の43万5,383人だった。

米州は86.2%減の10万6,117人で、主力の米国は86.3%減の8万2,872人。欧州は84.6%減の5万9,512人、オセアニアは83.2%減の2万2,606人、アフリカは80%減の2,502人だった。

華僑を除いた外国人旅行者は85.4%減の109万6,321人。

クルーズ船に乗って台湾に入境した旅行者は9,959人。台湾政府が2月に国際クルーズ船の入境を禁止したため、3月以降はゼロだった。

■12月は2.2万人

20年12月の訪台旅行者は前年同月比98.1%減の2万2,012人だった。12カ月連続のマイナス。前月(2万1,177人)からは3.9%増えた。

アジアからの旅行者は前年同月比98.2%減の1万8,576人で、前月(1万7,456人)からは6.4%増加した。このうち中国からの旅行者は前年同月比98.9%減の1,188人。香港・マカオは99.7%減の654人、韓国は99.8%減の384人だった。

日本は99.6%減の893人で、前月(1,136人)から21.4%減った。

東南アジアからは前年同月比95.2%減の1万5,153人。このうちベトナムは76.6%減の6,966人で、国・地域別で最多だった。

米州は98.1%減の1,550人で、このうち米国は98%減の1,306人。欧州は97.1%減の998人。オセアニアは99.4%減の116人、アフリカは90.2%減の118人。

華僑を除いた外国人旅行者は97.7%減の1万9,701人となった。

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